ゲストハウス散策
「旧岩崎邸」 年末年始(12月29日~1月3日)休館
台東区池之端1-3-5 03.3823.8033 09:00〜17:00開園 入園料400円
「ニコライ堂」「鹿鳴館」なども手がけた英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計により明治29年に竣工。ジャコビアン様式を基調とした2階建・地下室付きの木造邸宅で、主に賓客を迎えるゲストハウスとして使用された。敷地入口から広い砂利道を歩いていくと目の前にシュロの木立のある前庭そして重厚な洋館が現れる。建物は全体ではイギリス・ルネッサンス式。正面(北面)や側面部分の装飾はジャコビアン様式。
主にパーテーなど、迎賓館として使われた洋館に寄り添うように、生活空間だった書院造りの和館がある。杉や檜の銘材が豪奢に使われ、日本画の板絵、壁絵や菱紋をあしらった巧緻な組子など華麗な洋館とは対照的な和館のしっとりし佇まいは、落ち着きを感じさせてくれる。
撞球室は洋館とともに1896(明治29)年に完成。日本には珍しいスイスの山小屋風の木造建築で、校倉造り風の壁、刻みの入った柱、軒を深く差し出した大屋根など、木造ゴシックの流れをくむ建物でR。