銭湯を「美の壺」で学ぶ
NHK教育 金曜日 22:00〜22:25
NHK総合 土曜日 05:15〜05:40(再放送)
えー、普段は全くといっていいほど見ないNHK教育でつ。ただこの番組は以前から秀作と聞いていたので興味はあったんでつが、なかなか機会もなく。今回「銭湯」を取り上げるということで録画して見ますた。
銭湯の造りは宮造りでR・・・と番組は始まる。懸魚や唐破風などの説明が続くが、場面が変わっていきなり「子宝湯」の文字が現れますた。
今度はどうやら銭湯浴室の壁画、ペンキ絵についてのよーだ。やっぱし「富士山」ね。浅草のテプコ館で銭湯の展示をしたイベントの際には同館の駐車場の壁面に富士山のペンキ絵が描かれていて、間近に見ることが出来た。
登場したのは中島さんでつ。
[中島盛夫]
昭和20年福島県生まれ。丸山清人氏と同じく丸山喜久男氏に師事。最近では病院や老人福祉施設、個人宅などに背景画を描く依頼も受けているそう。主な担当は目黒区、品川区、世田谷区、北区、三多摩地区、神奈川県、千葉県、埼玉県の一部。
赤富士なんかもあるんでつな。実際現在進行形で我輩が実施している銭湯巡りで見る限り、ペンキ絵は6割ぐらい。モザイクタイル絵がそれに続く頻度でR。
極楽のテーマで登場したのが京都の銭湯。
「船岡温泉」
京都市北区紫野南舟岡町82-1
大正12年創業。ほとんど当時のままの脱衣場には、透かし彫りの欄間があり、目を楽しませてくれる。この銭湯は、国の有形文化財として登録されている。ここは一度行ってみたくなる銭湯でありまつな。世間知らずでなんとなく銭湯というと下町のイメージ=東京と錯覚してますた。地方の銭湯も視野に入れなくては。
番組の締めに足立区千住の「タカラ湯」、そう「キング オブ 縁側(庭園)」が登場しますた。「大黒湯」と並んで千住が誇る二大銭湯のひとつでつ。我輩が今年の正月二日にハシゴしたうちの一軒でありまつな。ビカビカの縁側で庭を眺めながら熱った体を冷ます気分は最高でつ。