半年ぶりの「ベリーレア」ワールド
東十条一丁目の銭湯「藤ランド」到着が15:07。
「藤ランド」水曜日定休
北区東十条1-21-11 03.3927.2441 14:50〜24:30
本日はカラス並みの入浴でありまつ。しかしながら歩いた直後に湯につかるというのは最高。温めの岩風呂で足をのばしながら本日の旅を回想しますた。
15:30を回ったので急いで上がり、事実上本日のメインイベントに備えまつ。銭湯から保健所のある表通りに出ると目指す店は目の前。おお。本日も開店前から並んでまつなあ。
はじっこから呑みモノのオーダーをとっていく。我輩はいつもの通り生ホッピーからのスタート。ここで冷樽から注がれる生ホッピーを口にしちゃうと普通の瓶ホッピーは呑めませんな。凍らせた焼酎の一升瓶に常温の焼酎で溶かしながら、ジョッキに注ぎビールサーバーからホッピーを注ぎ込んだもの。ビール嫌いの我輩が旨いと思う。
一通り呑みモノが行き渡ると大将が奥の厨房に声をかけまつ。
「アブラ持ってきて!」
半年ぶりに聞く台詞でありまつ。この口上から埼玉屋劇場が幕をあげまつ。
アブラ(牛のリブロース)を焼き始めたばかりなのに、大将よっぽど訴えたいのか四方のいや三方の客に「今日のレバは最高、もうフォアグラだね。皆行くね、ベリーレア?OK。」ワクワクする煽り。いつの間にか当然のように我輩の前には野菜(大根とクレソンのサラダ)が置かれていまつ。もうホッピーが空だ。生レモンハイをオーダー。
野菜(大根とクレソンのサラダ)/ アブラ(牛リブロース)/ 上シロ / レバ(白レバ)/ チレ / ハツ / 葱間 / タン / 軍鶏サルサソース 生ホッピー1杯 / 生レモンハイ2杯 4000円
ここは基本的に一種類二串づつ、二人以上のメンバーだと一人に一串づつ配られるが、独り身だと二串づつになる。従ってパスする種類もあるが、本日はとにかくパス無しで行けるトコまで喰い続ける覚悟で来ておりまつ。
↓ アブラ
牛のリブロース。薄くスライスしたものは「牛刺し」として出すもの。軽く炙っただけ(というより暖めただけ)でタレに潜らせて出てきまつ。これは絶品。噛まないでも口の中でトロケていく。改めて埼玉屋に来たことを実感する瞬間でありまつ。
↓ 上シロ
普通シロというと歯ごたえというか、長時間口の中で格闘するものだが、ここの上シロは違う。これもフワッとしてて・・・駄目だ、また喰いたくなってきた。
↓ レバ(白レバ)
肌色に近い色合いのレバが運ばれてきて大皿に置かれると「おお!」と観客がうなりまつ。大将のお進めの逸品。「レア?ベリーレア?・・・ベリーレアね、OK!」表面の色が変わっただけで皿に置かれまつ。口にすると中は冷たいぐらい、それが絶品なんでつな。埼玉屋は客の滞在時間が1時間半から2時間、だから18:00頃に行くと比較的待たずに席を確保出来そうだが、白レバなどは品切れになっている場合が多い。だから開店時のメンバーじゃないと駄目なのでR。
↓ チレ(脾臓)
これも避けては通れない名物メニューでつな。レアで焼き上がったチレに大蒜バターを乗せて食する。この組合わせはいい。もうこの頃になると生レモンハイは次のメニューのための口直しにすぎないといった感じになってくる。
↓ ハツ
さっぱりとしたハツをいただく。ハツは我輩の好きな串のひとつなんだが、ここに来ると流れで喰うもんだから味を忘れてしまいますた。
↓ 葱間
豚バラと長葱の串でありまつ。パスしても良かったんだが大将が「どうする?」と言うので皿に出されるのを承諾。でも正解でありますた。粗塩と豚は合いまつ。
↓ タン
これは喰っておかないと。「今日のタンいいよ。これもベリーレアがいいと思うけどどうする?・・・OK!」確かに旨い、しかしさすがの我輩も限界に近づいてきた。
↓ 軍鶏
勘定をしようと思ってたら大将が厨房に「次、軍鶏持ってきて!」と叫ぶもんだから、浮かせた腰をまた下ろしてしまった。そうだ、これを忘れていた。埼玉屋では珍しくヤキトリでR。ほどよく焼いた軍鶏に辛めのサルサソースをトッピングして出される。本日の〆にふさわしい逸品。サルサの辛みを残りの生レモンハイで流し込み、本日のコースは終了。予想通り4000円の勘定でありますた。
livedoor@グルメに見る「埼玉屋」