んな、バカな! 三崎VS秋山ノーコンテスト!?
問題となっていたのは、1ラウンドの途中、三崎の左パンチが秋山の顔面にヒットし、倒れた秋山の顔面を三崎が右足で蹴り上げた行為だ。当初は、秋山のダメージが大きいと見たレフェリーが両者を分け、三崎のKO勝利が告げられた。しかし、秋山陣営では、グラウンド状態だったにもかかわらず、頭部を蹴られたことについて実行委員会に抗議文を提出した。
これを受け、実行委員会は、島田裕二ルールディレクターを中心に、試合映像をチェックするなどして検討・協議を重ねた結果、「三崎の明らかに四点ポジションにいる選手を蹴りに行く行為自体は、ルールに抵触している」と判断。三崎のKO勝利を改め、ノーコンテストの裁定を下した。実行委員会では、この試合を裁いた野口大輔レフェリーの「流れのなかでのフィニッシュ」という判断自体は、その時点での判断としては何ら瑕疵(かし)のないもので、処分を問うことはないとしている。また、三崎vs.秋山戦は「継続的なイベントではないため、これを受けて再試合を組むことを約束するものではない」としている。
■以下は島田ルールディレクターの見解
このたび秋山選手からの抗議文に対しての競技統括としての見解を述べさせていただきます。三崎選手の蹴りに対しては反則とも反則でないとも取れます。一連の攻撃の流れで起きた行為ですので、非常に判断が難しいと言わざるをえません。しかし、ルール会議において選手及びセコンドには、『本イベントは、旧PRIDEルールとはまったく違う禁止行為のあるルールですので必ず気を付けてください、そして疑わしきは罰します』と通達していました。そうした意味においては選手サイドのルールの把握の乏しさも認識されます。これにより、三崎選手の明らかに四点ポジションにいる選手を蹴りに行く行為自体は、ルールに抵触していると判断せざるえません。つまりその行為自体がフィニッシュにつながり、一方の選手が試合続行不可能になったというケースは、私の経験値で言えば、1999年9月に行われた「マーク・ケアー×イゴール・ボブチャンチン」戦に、非常に近いケースであると思われます。よって今回は、ノーコンテストが適切ではないか、というのが協議陣の判断です。今後はより一層、選手には疑わしい攻撃をしないという抑止力になればと思います。そして私も益々の精進をしてジャッジング向上をしていく所存です。
[ スポーツナビ 2008年1月22日 18:52 から転載 ]
笑っちゃうな。
「マーク・ケアー×イゴール・ボブチャンチン」戦に、非常に近いケース??丸っきり違うじゃん。あの試合、完全にマーク・ケアーは [亀状態] でボブチャンチンはその状態のケアーの上半身を上から押さえつけ膝で何度も頭頂部を蹴り続けたんだぜ。全く違うじゃん。だいたい秋山はこの「流れでの攻撃」に対して抗議出来る立場なんでつかねえ?桜庭戦に試合前から用意周到にヌルヌル工作していた自分と同様と思ってるんでつかね?