炎天下 神楽坂を歩く
都営地下鉄大江戸線/飯田橋駅で降りて神楽坂下に向かう。丁度昼時のせいか人が多い。結構皆働いてるんだよなあ。地上にでてから神楽坂下まで2分ほどだが早くもジトッとくる。日陰を選んで坂をゆっくり上って行く。旅の始まりは「善国寺」である。
「善国寺」 毘沙門天
新宿区神楽坂五丁目36番地
お参りをしてから脇の大手門通りを入っていく。
大手門通りを少し戻って小栗横丁に入る。入り口角にはBAR「歯車」となりに割烹「ゆずりは」があり、BARの四角いロゴや割烹の瓢箪が描かれた暖簾がいい。
BAR「歯車」/割烹「ゆずりは」 新宿区若宮町16番地
「別邸 鳥茶屋」 新宿区神楽坂3-6
昼のメニューとして地鶏親子丼950円やうどんすき1400円が人気らしい。
小栗横丁から入る小道も石段である。別邸鳥茶屋を過ぎるとさらに段の小道が狭くなる。この風景、あとから知ったのだが「前略、父上なんとか」っていうドラマのロケ地だったらしい。我輩が「前略・・・」と耳にすると「前略、おふくろ様」だな、三郎役のショーケン/桃井かおりの海ちゃん/それに利夫役の川谷拓三が一躍有名になったドラマだった。梅宮辰夫の秀さんもよかったなあ。
見番の真ん前にはフレンチのレストラン。古さと流行が同居する。
「Maison de la Bourgogne」 新宿区神楽坂3-6-5 03.3260.7280
ここって結構有名店らしいぞ。猪木Tシャツだと入りづらいがな。
再び神楽坂通りに出るが、暑い。水分補給と涼をとるために「上島珈琲店」でアイス珈琲(L:360円)をいただく。クーラーが効いてる席を選んでヒーリング、熱中症という言葉が頭を過る。
ライフ♥ゲージがもとに戻ったので仲通りから芸者新道に入る。趣のある佇まいの店が並ぶが細い路地の向かい側は大型のマンション、ここも趣と無機質が同居する。芸者新道を抜けると本田横丁にぶつかる。また戻って仲通りを進むと軽子坂と交差する。
軽子坂と仲通りの交差点角にこれまた行列店を発見。
「Sorriso」 新宿区神楽坂3-1-15 03.3235.4477 無休
微笑みという意味の言葉を店名にしたこの店はイタ飯屋でつ。テラスで食事をしながら談笑する奴らを眺める。喰いてえ、でも猪木Tシャツの感じでないのでおいとまする。
軽子坂の通りからお約束の「かくれんぼ横丁」に入ってみる。突き当たりは例の火事があった現場。建替えの場合にセットバックの問題が大事になっているとニュースで伝えられた現場である。この横丁は先の芸者新道同様に仲通りから本田横丁に抜ける小道なのだが、道幅が変わったり曲がり角があったり、行き止まりがあったりと確かに横丁の名の由来の一つになっていると思える路地だ。
多分、兵庫横丁と呼ばれている路地も探検する。いちいち横丁名が記されているわけではないが、旅館「和可菜」があったので間違いないと思う。「和可菜」って旅館は多くの物書きがここで過ごし作品を書き上げたことで有名な旅館である。「本書旅館」という俗称もあるという。
それにしても汗だくである。15:00にはまだまだ時間がある。旅のスタート時間を誤ったなあ(?)。大久保通りに出て牛込神楽坂駅の脇道を更に歩く。かつて牛込城があった界隈である。光照寺という寺があったが、通り過ぎる。もう暑くって暑くって。
やっと15:00になりますた。風呂だ、風呂だ、銭湯である。
「第三玉の湯」 水曜日定休
新宿区白銀町1-4 03.3260.9326 15:00-25:00
汗を流し、仕上げにとことん水風呂でカラダを冷して表に出る。16:00過ぎで相変わらず暑いが風呂に入る前と比較すれば随分とマシである。黒ポロに着替えて身もさっぱりしたので玉の湯の裏道にある喫茶店に入ってみた。
「茶館 パレアナ」 月曜日定休 (厳格に店内禁煙)
新宿区白銀町1-2 03.3235.6951 12:00-19:00
アイス珈琲600円
我輩が知っているのは [ イノキイズム ] だけだからである。
牛込神楽坂駅が至近なので汗もかかずに地元に戻ることが出来た。三丁目整骨院で足と腰を重点的に押してもらって本日の旅は終了。終盤で銭湯にという企画はいい。9月一杯はこれで決まりであろうな。