北千寿を歩き尽くす しょにょ弐
[King of 銭湯]といわれているらしい。実は今朝、我輩はここに電話を入れ、撮影許可を取ってあったのである。但し、条件がひとつ。「15:00から開けてお客さんが入っちゃうから、14:00頃来てくれれば」とのこと。
足立区千住寿町32-6 03.3881.3001 15:00-24:00
子供の頃から大黒湯の前はしょっちゅう通ってたんで建物を見ても感動は薄いと考えていたのだが、このところの銭湯通いで外観を注視するようになったせいか十分驚きの面構えである。なにしろでかい。二段構えの破風造りだが上段の破風でかいな、破風の中に格子。下段の中に位置する大黒様の彫刻も味がある。脱衣所の天井は高く格天井、格子の中にはそれぞれ円形の絵が描かれている。あとでギタリストにこの画像を見せた時に「典型的な宮大工の仕事である」と一通りのウンチクを授かった。
浴室内部を撮影させてもらう。客入り前なので余裕でカメラアングルを考えて撮影出来る。やっぱ事前の取材以来は正解だな。
壁画は富士山のペンキ絵、男女の境の壁画はモザイクタイル絵で木曽路かな。カラン&シャワーは中央に向かい合わせで2列、男女境の壁に一列。浴槽の角に岩があしらわれていて、そこから湯が湧き出ている感じで噴出している。ジェットは3カ所。右奥に露天風呂がある。これも広く完全に外気なので真冬なんていいだろうな、露天風呂なのに湯の温度は高めであった。
話は前後するが、 14:00の撮影から大黒湯開店まで50分位あったので、西に向って散策を続けた。何軒かの銭湯があったので参考までに。この中でも千住元町のタカラ湯は一度は行ってみたくなる銭湯である。大黒湯が [King of 銭湯] なら、タカラ湯は [King of 縁側] のある銭湯だという。庭が広いらしいな。縁側/庭園/薬湯がタカラ湯のキーワードだそうだ。